【5年間で得た教訓】FXで大負けしない私の5つのルール

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人間生きてりゃ勝ち!みっちゃんです!

前回の記事「【5年間FXやって得た教訓】【FXはじめる前に絶対知るべき】ロスカットと潜むリスク」では、ロスカットについて解説するとともに、FX最大とも言えるリスクについてお話ししました。

まだ読んでいない方は是非読んでくださいね!



さて第4回となるこの記事は、「FXで大負けしない私の5つルール」についてです。

知っている人には当たり前と思われる内容かもしれませんが、トレードに夢中になっているとついつい忘れがちなことでもあります。

5年間の経験を通して、大負けしないためのルールを持論を交えてお話ししたいと思います。

これからFXをはじめる・はじめたい方だけでなく、今まさにFX取引を行っている方にとっても、気を引き締め直す内容になっていますので、ぜひご覧になって頂けると嬉しいです。

FXで目指すのは大負けしないこと

  • FXで大儲けしたい!
  • FXの利益だけで生活できるようになりたい!


これは誰もが思うことですよね!

ではそうなるためにはどうしたらよいのでしょう?

  • 絶対に勝てる、もしくは負けない手法を確立する?
  • 1日中チャートに張り付いて、勝てるチャンスを全てもぎ取る?


どちらも間違ってはいないかもしれませんが、そんなこと果たしてできるでしょうか?

絶対に勝てる手法・負けない手法なんてもしあれば苦労はしませんよね。

前回の記事で触れましたが、億トレーダーだった人が破産してしまうのが投資の世界です。

絶対に勝てる手法なんて恐らくないでしょう。

1日中チャートに張り付いていれば、確かに勝てるチャンスをより多くつかむことができるかもしれません。

まず日中働きながら空いた時間にFXで副収入を得たいという方には、そもそもそんな時間はないですよね。

またチャートに張り付いているのがどれだけ疲れることか、、、

これはやったことある方ならわかりますが、肉体的にも精神的にもめちゃくちゃ辛いです(笑)

お金儲けのために肉体・精神をすり減らすか?

できたら避けたいです。

じゃあどうすれば・・・


そこで私が考えるのは次のことです。

FXは大負けするリスクのあることをしないこと


私はこの「大負けするリスクのあることをしないこと」を常に心がけてトレードをしています。

それじゃあ負けないかもしれないけど、儲けられるの?


確かに大勝ちできる機会はなかなかないかもしれません。

ただFXを5年間やってきて最初は資金を減らすばかりだったのが、6年目にしてようやく利益を重ねて資産を増やすことができるようになってきて思うことは、

FXは勝つことよりも負けないことが大事


本当にこれに尽きます。

よく聞くコツコツドカン

FXではコツコツドカンという言葉をよく聞くと思います。

小さい勝ちをコツコツ積み重ねても、最後にドカンと負けて損失が膨らんでしまうという言葉です。

私もそうなのですが、FXをはじめる理由って少ない貯蓄を少しでも増やしたいとか、お小遣いを増やしたいとか、そういうことからだと思うんですよね。

最初はそういう気持ちがあるから、少し含み益がでたら決済、これを繰り返して資産がちょっとずつ増えていくんです。

それが面白くなってきて、最初の気持ちをすっかり忘れて、もっと稼げるという気になってきます。

もう少し待てばまだ含み益が増えるんじゃないかと、ポジションの保有時間がだんだん長くなってきて、そんな時に相場が急落して含み益だったのが含み損になる。

いざ含み損を抱えると、今度は少しすれば戻るかもしれないから含み益に変わったら決済しようとか、少しでも負けを小さくしたいとか、そんな気持ちになってなかなか含み損のポジションを決済できない。

結局含み損は増えていくばかり、これはマズイと思った時にはもう遅い。

大負けして重ねた利益が全てなくなるばかりでなく、元の資産まで減らしてしまう。

多くのトレーダーが一度以上経験し、また利益を出せないトレーダーほどこれを繰り返しています。

私もずっとそうでした(笑)

私の好きな、人生の教訓的な短歌があります。

「欲深き 人の心と 降る雪は 積もるにつれて 道を忘れる」

欲というのは恐ろしいもので、欲が破滅の第一歩なんて思います。

トレードしなければ資産は増えないけど、減ることもない


この考えがすごく大事です。

ポジポジ病

トレーダーの多くは、ポジポジ病というポジションを持ってなきゃ落ち着かないっていう状態に陥りやすいのですが、

このことを意識できるようになってから、ポジションを保有しない状態のままいることが自然に感じれるようになってきました。

増やすことより減らさないこと。

少しでも増えれば、それで良しと思える気持ちを大切にしましょう。

してはいけないルールを積み重ねていこう

FXはこうすれば勝てるという手法を勉強するよりも、してはいけないルールを積み重ねることが大事だと思っています。

してはいけないルールさえ守れば、たとえテクニカル分析がわからなくても経験さえ積めば十分勝つことは可能だと思っています。

どうやって経験を積めば・・・


確かにそうですよね。

まずデモトレードで経験を積みましょう!


デモトレードだと自分の資産を一切使わないので、最終的には小ロットでのトレードやレバレッジ1倍でのトレードなど負けてもそれほど痛手を負わない方法で本取引を行い、経験や感覚をさらに養っていくのがいいと思います。

大負けしないためにしてはいけない5つのこと

市場開場時間前に新しいポジションを持たない

日本のFX取引可能時間帯

為替相場は24時間365日、常に動いています。

そのうち日本のFX取引可能時間帯は、概ね月曜日朝7時前後~土曜日朝6時前後です。

各FX会社が定めるメンテナンス時間を除いて、基本的に24時間取引が可能です。

各国の証券取引所の取引時間

各国の証券取引所の取引時間(日本時間で表示、概ね11月~3月の期間中)

証券取引所OPENCLOSE備考
ニュージーランド6:0012:45夏時間表示
オーストラリア8:0014:45夏時間表示
東京9:0015:00
シンガポール10:0018:00
上海10:3018:30
香港 11:0017:00
ヨハネスブルク16:0023:30
ロンドン・ユーロ圏16:301:30冬時間表示
ニューヨーク・トロント23:306:00冬時間表示


上記は世界各国の証券取引所の、概ね11月から3月までの取引時間を示したものです。

備考に何も書いてないのがサマータイムを導入していない国です。

欧米では概ね4月から10月がサマータイム実施期間ですので、上記の-1時間となります。

南半球の豪州では北半球と季節が逆転しており、サマータイム実施期間は概ね11月から3月までです。上記は夏時間表示ですのでそれ以外の期間は+1時間になります。

時差があることによって、世界の取引所が24時間リレーのようにして開いていることがわかります。

為替市場の時間帯による特徴

このように24時間動く為替市場は下記の4つの時間帯にブロック分けされます。

為替市場時間帯特徴
東京時間概ね8~15時アジア~オセアニア圏の取引が活発
欧州時間概ね15~21時欧州圏の取引が活発
NY時間概ね21~6時欧米圏の取引が活発
オセアニア時間概ね6~8時オセアニア圏のみ開場、取引少ない


これらの時間帯のうち特に気を付けなくてはならないのが主要取引所の開場時間付近です。

主要取引所とは、主に東京、ロンドン、ニューヨーク証券取引所を指します。

これらの取引所が開場する9~10時前後、15~16時前後、21~22時前後は、値動きが激しくなったり、トレンドが反転する(値動きの向きが逆になる)ことも多いです。

またもう一つ、23時半~24時前後のロンドンフィキシングという時間帯にも注意しましょう。

大負けしないためには、これらの時間帯の直前に新しいポジションを持たないことが大事です。

週をまたいでポジションを保有しない

先ほどお話しした通り、為替相場は常に動いていて、FX取引ができない土日も当然動いています。

その土日に世界経済を揺るがすようなことがあると、週明け大きく値が開いて始まることがあります。

またFX会社によっては、スプレッドと呼ばれる実質の取引手数料の値を拡大するのが週明けの朝方の時間帯です。

スプレッド

スプレッドとは:

買レート(ASK)と売レート(BID)の差のこと。

FX会社は買う時の価格(=ASK)と売る時の価格(=BID)にスプレッド(差)をもたせることによって、その差分がFX会社の取り分になります。

トレーダーにとって実質の取引手数料となります。

スプレッドはFX会社によって設定値が異なり、また状況に応じて設定値を拡げることが可能なため、流動的な値です。

これによって、ロスカットが発生し大きな損失を被るリスクがあるため、週をまたいでポジションは保有しないようにしましょう。

特に連休前の週末には必ずポジションを決済するようにしてください。

日本の正月やGW連休中などでは為替市場の取引が少なくなり、このような流動性の低い状態では大きい取引に対しての値動きが余計に大きくなります。

前回の記事で触れたフラッシュクラッシュと呼ばれる米ドル円の急落は正月中(1月3日)のオセアニア時間(早朝)に起きました。

よりリスクの少ない安全な取引をしたい方は、その日に持ったポジションはその日のうちに決済するようにするといいと思います。

重要な経済指標発表前後にポジションを保有しない

経済指標

経済指標とは、各国の経済状況を数値で表したものです。

具体的にいうと、各国の四半期GDPや貿易収支、政策金利の発表などがあります。

その中でも特に重要な経済指標が雇用統計で、米国の雇用統計前後には値動きが激しくなることが多いです。

経済指標とその重要度は、FX取引を行う上で使用するツール上で必ず確認することができます。

最初は何のことかわからないと思いますが、重要度の高い経済指標の前にはポジションを決済しておくのが、負けないコツです。

経済指標ばかりでなく、各国の政治イベントの要人発言でも相場が大きく動くことがありますので注意しなくてはなりません。

これらの世界の情勢や景気を示し、それによって投資家の認識や心理を変える要因のことを、ファンダメンタルズと呼びます。

直近の最高値・最安値付近ではエントリーしない

為替相場は上下動を繰り返しながら進んでいます。

線で表すならジグザグを描きながら進んでいきますが、その上側の頂点を高値、下側の頂点を安値と言います。

なので言い換えると、高値→安値→高値→安値→・・・を繰り返して進んでいくわけです。

その高値の中で最も高く、且つしばらく更新されない高値を直近の最高値と言います。

逆に安値の中で最も安く、且つしばらく更新されない安値を直近の最安値と言います。

これらは投資家が意識している値であったり、100円などキリの良い値のことも多いです。

なかなか最高値や最安値が更新されないからと言って、

それらの値に達した時それまで進んでいた方向(これをトレンドと言います)と逆向きの取引を行う(これを逆張りと言います)と、そのまま最高値や最安値を更新してしまうことがあるということを忘れてはいけません。

そして最高値や最安値を更新する時には一気に大きく更新していくことが多いため、これが大負けする大きな要因の一つとなります。

直近の最高値や最安値はチャートを眺めているとわかりやすくて、ここは超えないから大丈夫という心理になりやすく、特に日本人は逆張りトレードをしたくなるようなのですが、これが一番失敗するパターンなのです。

余程根拠がない限りはやめておきましょう。

冷静さを欠く精神状態になった時は取引をやめる

デモトレードから本取引へ移行すると、デモトレードではうまくいっていたのに本取引ではうまくいかないという経験をすることになると思います。

これは自己資産を使って取引を行うということで、精神が冷静でいられなくなることが原因の一つだと考えます。

自己資金が増えていく高揚感だったり、逆に減っていく・減ってしまうという不安感だったり。

勝ちを繰り返すことによって、次も勝てるという気持ちで根拠のない無謀なエントリーをしてしまい、結果大負けして損失を被る。

負けた分をすぐに取り返したいという気持ちが冷静さを欠き、余計大きな負けをしてします。

最初のうちは、みんなそうかもしれません。

失敗を繰り返し、それが教訓となって成長するというのはあるとは思いますが、その前に資金が尽きてしまってはどうしようもできないですよね。

メンタル状態はトレードにすごく影響を及ぼしますので、冷静さを欠くような状態になってしまったら、その日はもうトレードしないことをオススメします。

また一日のトレード回数や利益損失の許容幅を決めて、それを超えたらトレードは終わりというルールを作るのも良いかもしれません。

まとめ

私なりの細かいルールはまだまだあるのですが、大きいところはこんな感じです。

自分の中で決めたルールをしっかり守ってトレードを行うのが、大負けしない第一歩です。

最後に今回のまとめです。

  • FXは勝つことよりも負けないことが大事!
  • トレードしなければ資産は増えないけど、減ることもありません!
  • 大負けするリスクのあることをしないこと、決めたルールを守って取引しましょう!
  1. 市場開場時間前に新しいポジションを持たない
  2. 週をまたいでポジションを保有しない
  3. 重要な経済指標発表前後にポジションを保有しない
  4. 直近の最高値・最安値付近ではエントリーしない
  5. 冷静さを欠く精神状態になった時は取引をやめる

みなさんも大負けしないトレードで、少しずつ稼いでいきましょう!

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