今回は簡単に自身のECサイト(ネットショップ、オンラインストア)を作ることができるサービス、BASE(ベイス)について書こうと思います。

似ているサービスがたくさんあってどれを選べばいいかわからない。
BASEのようなECプラットフォームサービスは他に、Shopify、STORES.jp、カラーミーショップなど挙げるとキリがないほどあります。
その中で、ネットショップをこれから一から始めるなら断然BASEをオススメしたいです。
なぜオススメなのか?その4つの理由や利用料金に関すること、さらには2020年から提供を開始した新機能をご紹介していきます!
BASEについてざっくりと
BASE(ベイス)とは
BASEは2012年にサービスを開始した日本発のネットッショップ作成サービスです。
2020年5月にネットショップ開設数が100万ショップを突破しています。
現在はCMに香取慎吾さんを、過去には小嶋陽菜さんを起用していたこともあり、一度は見たことがある方が多いのではないでしょうか。
小嶋陽菜さんのアパレルブランドHer lip toはBASEを利用して作られています。
BASEでできること
誰でも簡単にネットショップを作ることができちゃいます。
もし自社のECサイトをこのようなサービスを使わずに一から立ち上げるとしたら、サイト制作して、ショッピングカートを作って、決済サービスと契約して、在庫管理して、お客様情報を管理して、、、などなど、お金も労力もたくさんかかります。笑
それらが全てBASEでできて、またBASE内で完結します。
本当に時代は変わりました。
BASEをオススメする4つの理由
こんな方にはBASEが絶対オススメ!
- これから新たに商品を売るビジネスを始める
- ネットショップを制作・運営するための資金がない
- 試しにネットで商品を売ってみたい
- 個人・小規模販売の方
オススメ理由①固定費が一切かからない
BASEなどのサービスでネットショップを作ろうと思った時、最初に気になるのが費用面だと思います。
- 月々の基本料金のような固定費は基本的に無料!
ネットショップを持つだけなら全く無料で利用できるサービス - 商品登録するのも利用料など一切かからず、商品登録数も無制限!
- 商品が売れた時に初めて売上金額に対して一定割合の手数料が差し引かれる仕組み
元々知名度のあるお店がネットショップを出すならすぐに売上見込みがあると思いますが、多くの場合は売上が安定するまで時間がかかると思います。
売上の全くない月が続くことも考えられますが、その間費用はかからないので安心して利用できます。
まずは行動!ということでとりあえず自分のネットショップを作ってみようという方にも断然オススメです!
後ほど手数料の割合についてはご紹介します。
※一部機能を使用する際に費用が発生します。
オススメ理由②わかりやすい手数料設定
BASEはわかりやすい手数料設定なのも、安心して利用できる一つの材料だと思います。
- プランが複数あり、プラン毎に手数料設定が異なる
どのプランを選べばいいか・自身の店に合っているのか、わかりにくい - 決済方法により手数料が少しずつ違っていてややこしい
↓
- プランは1つのみ!(しかも基本料金無料)
- 手数料は一律設定なので安心!
オススメ理由③ネットショップ開設実績3年連続No.1
何より実績があるというのが安心感ありますよね。
良いサービスだからこそ実績が伴うのだと思います。
2020年5月にネットショップ開設数が100万ショップを超えていますが、これは世界シェアNo.1とされる同種のサービス「Shopify」とほぼ並んだ数と言えます。
ちなみに日本ではShopifyよりBASEの利用者の方が格段に多いようです。
オススメ理由④日本語でのサポートや利用者の記事が充実
何のサービスを利用するにも意外に大事なのが日本の利用者が多いこと。
海外のサービスでは、知りたいことをネット検索しても記事が出てこなかったり、英語が主だったりします。
BASEは日本発のサービスで日本の利用者がメインなことから、そのあたりが充実しているのがいいですね。
また「BASE U」という専用ノウハウサイトがあり、わからないことを検索できて非常に便利です。
BASEの決済サービスと手数料
BASEかんたん決済
BASEかんたん決済とは、ショップとユーザーの間にBASEが仲介し取引の安全を保障するエスクロー決済のことです。
BASEかんたん決済で利用できる決済方法
- クレジットカード決済
(Visa, Mastercard, American Express, JCB) - キャリア決済
(docomo, au, softbank, Y!mobile) - 銀行振込
(三井住友銀行) - コンビニ決済・Pay-easy
(Lawson, Familymart, ミニストップなど) - PayPal
- 後払い
(コンビニなど)
売上金額に対して発生する手数料
売上金額に対して発生する手数料です。(売上がなければ発生しません)
- 6.6%+40円
(内訳:決済手数料3.6%+40円+サービス利用料3%)
送料が発生する商品の場合、送料に対しても手数料が発生しますのでご注意ください。
(送料や税も売上金額の一部とみなされます)
売上金口座振込申請の際の手数料
事務手数料
- 振込金額が2万円未満の場合、振込申請1回につき500円
- 振込金額が2万円以上の場合は無料
振込手数料
- 振込申請1回につき一律250円
一部サービスを利用する際にかかる利用料金
BASEロゴ非表示
BASEのロゴを非表示にすることで、より自社ECサイトに近いものになります。

上図左側のショッピングカートの左にあるのがBASEロゴです。
これが付いてるとこのECサイトがBASEで作られていることがすぐにわかります。
また上図右側のように、検索エンジンのタブやお気に入り画面、スマホのホーム画面などに表示されるファビコンを独自のものに変更することができるようになります。
その他に自動返信メールフッターのBASEご案内を非掲載にできるようです。
- 料金:月額500円
元々、独自ドメインを無料で設定することができるので(ドメイン代は別)、月々500円支払えばほぼほぼ自社ECサイトと言える作りにできちゃいます。
不正決済保証
クレジットカードの不正利用により売上が取り消された場合でも、ショップの被害金額をBASEが提携する保証会社・株式会社アクルによって補償されるサービスです。
月の保証上限額により、利用料金が変わります。
プラン | 保証上限額(月) | 利用料金(月額) |
不正決済保証 ライト | 50,000円 | 980円 |
不正決済保証 エコノミー | 100,000円 | 1,980円 |
不正決済保証 スタンダード | 300,000円 | 2,980円 |
【2020年5月以降】新機能が続々リリース!
「NEOlogi」とサービス連携し、世界150カ国以上に配送が可能に
「NEOlogi App」をインストールして、会員登録するだけで、日本を含む世界150カ国以上に商品を配送することが可能になります。
NEOlogiは海外向け物流代行サービスです。
BASEに注文が入ったら、専用バーコードを貼り付けて商品をNEOlogi倉庫へ送るだけで、海外発送の梱包、インボイス発行、通関手続きなど、海外のお客様へ商品をお届けするまでの物流サポートを全て代行してくれます。
しかもこのサービス、初期導入費用や月々の固定費などは一切かからず無料で利用できます。
利用料はサービス利用時に発生し、NEOlogi倉庫までの国内送料+海外への送料+海外発送手数料(300円~)で計算されます。
別途利用料が発生しますが、予め商品を倉庫へ預けて出荷を行う方法もあるようです。
これはBASEがShopifyと並ぶ越境ECとして名を連ねる大きな一歩になったと私は感じています。
テイクアウト商品の販売に対応する拡張機能「テイクアウト App」
「テイクアウト App」をインストールすることによって、実店舗での商品受け渡しを想定した商品販売(テイクアウト注文)が可能となるサービスです。
ショップ側が設定した受け取り日時内にて、クレジットカードでの事前決済による商品注文を受けることができます。
サービス利用料は無料です。
- 電話やSNSなどで商品や受け取り時間などを確認する手間を省ける
- 事前決済により、キャンセルによる料金を回収できないなどのリスクをなくせる
「宛名印刷 by labelmake.jp」Appの提供開始
「宛名印刷 by labelmake.jp 」Appをインストールすることによって、注文情報から宛名ラベルを作成することができるサービスです。
封筒やレターパックなど様々なテンプレートが用意されているようです。
サービス利用料は無料です。
- 宛名書きの時間短縮になる(大量発送などの時には特に)
- 字に自信が無い方も安心して利用できる
- 人為的ミスを減らせる
アーティストのネットショップ開設・運営支援「ARTIST BASE」
ユニバーサルミュージックが企画した、アーティストショップやファンサイトを無料で簡単に作れるサービスです。
サイト作成やグッズ販売の決済機能などがBASEのサービスと提携しています。
※ARTIST BASEの開発・運営は株式会社WEAREが行っています。
「Aerial Partners」による公的支援制度の申請サポート
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け事業運営や資金繰りなどで悩みや不安を抱えるショップオーナーに対して、株式会社Aerial Partnersと連携した公的支援制度の申請サポートを開始しています。
- 融資・助成金などの資金繰りに関する無料相談
- 東京都感染拡大防止協力金の無料申請サポート
- 売上が減少しているショップオーナーへ3ヵ月無料での税務顧問サービスの提供(但し最低契約期間1年)
サポートを受けるには事前申し込みが必要です。
BASE向きではないネットショップとは?
安定して月売上が見込める場合には、他のサービスの検討予知があります。
- 実店舗などで販売実績があり、コンスタントに売上が見込める場合
- 大規模のネットショップ
- 単価の高い商品を販売する場合
(10万円を超える商品の場合など)
上記のような場合にはBASEより決済手数料の安いShopifyなどを利用する方がお得になるケースが多いです。
ShopifyとBASEを選ぶ際の目安となる売上の分岐点を調べた記事がありますので、こちらを参考にしてみてください。
まとめ
サービス利用者数を年々を伸ばしながら、さらに進化を続けるBASE。
これから新たにネットショップを始める、試しにネットショップを始めてみたい、ネットショップ作成・運営・維持のための資金がない方など、安定のBASEがオススメです!

自身のお店のケースで詳しい計算結果を知りたい方↓
BASEで自身のネットショップを作りたい方↓
コメント